感染拡大再警戒と言うけれど、500人以下と言ったままです

感染拡大再警戒と言うけれど、500人以下と言ったままです

感染者が下げ止まり、繁華街でも人出が増えているという。これを東京都では警戒しているというが、有る意味仕方ないとも思います。それと言うのも西村大臣は解除の目安に東京で500人以下と明言していたからです。

“緊急事態”解除の目安 東京一日500人以下感染で

東京では500人以下が16日連続になっています。人々もかなり減ってきたという印象を抱いているでしょう。だから外出する人も増えているのです。西村大臣の500人以下発言は批判も有りましたが、人々の記憶にハッキリ残っています。だから500人以下が一つの目標になっていたのです。

批判組は500人以下では直ぐに再拡大してしまうと言いますが、具体的な数値目標を示さなかったので、却って500人だけが心に残っているのです。可能な限りとか、100人以下とか、出来れば二桁とか、バラバラでした。

やはり数値目標は必要と言うことがハッキリしました。500人という分かりやすい数字が目安になったのです。目標を達成したのだから、もういいだろうとなって人出が増えているのです。実に分かりやすい事です。

ここに来て、首都圏以外の緊急事態宣言の解除も取り沙汰されてきて、ますます、緩みがちになる中、小池都知事は神経を尖らせていますが、それだけでは効果は薄いでしょう。具体的措置も講じずかけ声だけでは、最早人は動きません。かといって緊急事態宣言の再々延長も考えているようにも見えません。

何かやれるとすれば、ここに来ての、一週間の緊急休業要請とかでしょうか。デパートが閉まればかなりのインパクトを人々に与える事が出来ます。そういうカードを何時でも出すような雰囲気作りをして来なかった事がこの緊急事態宣言下の反省点では無いでしょうか。

一週間でも街をシャットダウンしたら感染者をかなり押し下げる事が出来るし、結構後々まで影響を与えることが出来そうです。兎に角解除は徐々に行い、終了を明確にしないことが肝要のようです。