オバマの応援演説は逆効果?米国は四年前に戻るのか

オバマの応援演説は逆効果?米国は四年前に戻るのか

オバマ前大統領がバイデン氏の応援演説をしたようですが、これって逆効果にならないか心配です。トランプからバイデンに切り換えようとしている人達にも四年前の状況が蘇ってしまうのではないでしょうか。

オバマ前大統領、トランプ氏を名指し批判(TBS系(JNN))
#Yahooニュース

中国の増強を許し、米国内の情報を巧みに盗み出させた張本人は中国に融和的政策を推し進めたオバマ氏本人に他ならないからです。今のHUAWEI排斥は世界的な潮流となってオバマ氏が間違っていた事を明らかにしています。

何というか空気読めないというか能天気過ぎるのではと思ってしまいます。民主党で根強い人気があると言ったって、やはり過去の人です。お前のせいで今の困難な状況があると考える人も多いと思います。

そんな所にのこのこと出てくるなんて飛んで火にいる夏の虫だよ。こんなんで、トランプ大統領に火がついてしまったら目も当てられない。折角バイデン氏が良い感じで支持率を伸ばしていたのに、風向きが変わってしまったらどうするつもりでしょう。

バイデン側としては押しの一手、トランプを更に突き放すチャンスと見てのオバマ応援作戦なのだろうけど、危ないスイッチを押しかねません。それにオバマの応援は益々バイデン氏が四年前の民主党政策に前戻る印象を与えかねません。

それはこれまでトランプ政策を全て否定する事に繋がりますから、ここまで中国が悪い印象を持つようになってしまった今では逆効果と映ってしまうでしょう。中国は国内の工場化でノウハウを貪欲に吸収し、更に情報を得ようとしています。

そんな中で四年前の米国に戻る事はナンセンスです。勿論民主党だってこの四年間で針路は修正したでしょうが、オバマの登場はそれを覆い隠してしまい、昔の米国に戻る印象を強くしてしまいます。そういう意味でもオバマの応援はマイナスの面もあると思います。

しかし、それでも敢えてオバマが登場するのは、それだけバイデン氏がトランプを引き離せなかった事に原因があるのではないかと思います。つまり意外と接戦だから、オバマを必要としたのです。だから、つまり、それはトランプの目がまだあるという事を意味しているのです。