東京都の感染者は本当に増えたのか

東京都の感染者は本当に増えたのか

PCR検査拡大は隠れていた感染者を明るみにしただけなのではないか。最小2人まで減った東京都の感染者でしたがその後は増えて行きました。しかしこの2人は本当の数字だったのか。

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この時に大規模なPCR検査を実施していたら無症状の若者を大量ゲットしたに違いありません。
つまり、東京都の感染者急増にはPCR検査拡大の側面もあるのです。そしてそれは感染を抑えるどころか急増という結果を招いたのです。

感染者をいち早く見つけて隔離するというPCR検査拡大なのにどうして効果が出ず逆の結果になるのか。逆にこの時PCR検査をしなかったら、どうなっていたのか?

シナリオは3つ。検査をしなくても徐々に感染者が増えて行くパターン。もう一つは感染者が居なくなってしまうパターン。そして爆発的に急増するパターン。

しかし、爆発的な急増を防ぐ為にPCR検査拡大したのだから、しなくて、こうなるパターンは考えづらいです。残るは、徐々に増えるパターンと消えるパターンです。

ここで消えるパターンを考えてみましょう。厳選なPCR検査の結果、感染者が0になった。しかし本当に感染者が0になった訳では無いでしょう。

つまり東京都の検査拡大は感染者を見える化しただけで、本当に感染者が急増した訳ではないのです。だから感染者が減ったり増えたりしている数字も全く当てになりません。

では何が減っていたのかというと、有症者の感染者が減っていったという事です。しかし無症状感染が静かに広がっていたとも云われています。そこを今回の検査拡大で拾った訳です。

そう見ると、小池都知事良くやったと見える感じですが、どうでしょう。検査拡大しなかったら無症状者の感染拡大が広がって、やがては発熱など出る人が出て高齢者にも感染が広がるというのが最悪のシナリオです。

確かに無症状者は本人も分からずに活動して感染を広げていく。米国などもそうやって広がって検査始めたら次々と感染者が見つかり気が付いたら感染者だらけだったパターンです。

しかし今の東京都は重症者が少なくて死者数も少ないのが現状です。死者は地方の方が多い感じもします。一体何が起こっているのか?良く分かっていない感じです。専門家は早くこの現状を分析して理由を説明すべきだと思います。