高く付いたツケ、遅きに失したgo toトラベル全国中止

高く付いたツケ、遅きに失したgo toトラベル全国中止

go toトラベルがやっと中止になった。それも25日からという事で最早遅きに失した感がある。今となっては11月中に中止しておけば、年末までに再開出来たのではないかという後悔しか残らないが、遅れたツケはしっかり払わされるという事だろう。

観光業者も恨み節 GoTo全国一時停止 キャンセル続々 なぜ年末年始に…? 静岡(テレビ静岡NEWS)

決断が遅れて借金が膨らむようなモノですが、何にでも初動の大切さが身に沁みます。火事でも病気でも早め早め対策が重要であり、遅れて良いことは何一つ有りません。サンクコストというか埋没費用というかこれまで投資してきた損切りが出来なくて、ズルズルと投資を続け大損してしまうような、そんな失敗を垣間見たような気がします。

今回の大損は事態が好転するとみて、つまり感染者が減ると見ていたら、つまりこれまでの対策で、しかしそうは為らず感染者が増えてしまったのが、賭けに負けた事なので結果的に大損害を出してしまったわけです。

そして最悪の事態、年末年始のgo toトラベル中止を招いてしまった訳です。こうなる事態は想定出来た筈で、最悪の事態を避ける為には、もっと早く対策をしておくというオプションを考えられた筈なのです。

弱い対策で効果が出なかった場合どうするのか、というBプランを考えて無かった事が敗因の原因です。そもそも弱い対策を取るという選択があったかどうかも疑わしかったのではないでしょうか。

余りにも追い込まれて、他に選択肢が無いような決め方だったので、完全に負け戦です。こういうやり方はダメという悪い見本のような今回の結果を日本全国にまざまざと見せてしまったのも今回のダメージの大きさであり、政権としても大きな大失態と言えるでしょう。この窮状から管政権が立ち直れるかが当面の焦点と見られます。