5Gと携帯料金の悩ましい関係

5Gと携帯料金の悩ましい関係

日本では20GBの料金が世界的にも割高だとして、菅政権が値下げを求めていますが、20GBなんて5Gだったら2~3秒でダウンロード出来てしまうのに、これで料金を下げたって、5Gではどんな料金になってしまうのか?

そもそも5Gの料金体系はどうなっているのか。膨大のデータ量が瞬時に受け取れるのは良いですが、料金も膨大になってしまっては意味がありません。

これはiPhoneが入って来たときもこれまでの携帯とは通信量が桁違いに膨大で、定額制という料金が生まれたきっかけになりましたが、5Gもデータ量に関係なく5Gのサービスとして定額制を出さなければ、誰も利用しないでしょう。

そうなると、20GBの料金を下げるとかなんて余り意味が無くなってしまいます。携帯の料金は下げる必要がある。けれど5Gのサービスは利用して貰いたい。5Gは付加価値サービスとして料金を上乗せしたい。

まぁ、世界的には、特に欧州では5Gが遅れているので、そこは違いが出せると思いますが、5Gだから割高ですという言い訳が何時まで通用するか。しかしiPhoneも5Gの発売が発表されて、日本もいよいよ5Gが本格的に普及するでしょう。

そうなると、この時期料金体系の値下げも難しくなってきます。5Gは別料金とすれば良いですが、そうなると普及の足かせになりかねません。これは中々突破口が見いだせない難問になりそうです。

ソフトバンク 大容量プランで5000円以下検討 各国の20GB料金は