アメリカ大統領選TV討論会はどっちが勝ったのか

アメリカ大統領選TV討論会はどっちが勝ったのか

アメリカ大統領選TV討論会が行われたそうだが、一体どちらが優勢だったのか。世間の評判はバイデン優勢のようだがどうだろうか。どっちもどっち、史上最低の酷い討論会だったという声もあり、一方的にトランプの負けという訳でもないようです。やはりバイデン氏がトランプ氏の挑発に乗らず、大人の対応が出来なかったのが減点理由でしょう。ここは圧倒的優勢な評価を得て弾みを付けたかったはず。

アメリカ大統領選TV討論会「ひどい討論会だった」 米メディア

これで評価が分かれるという事はトランプにもまだまだ目があるという事になるだろう。やはりバイデン氏は民主党の中では消去法によって勝ち残った候補なので、それ程、魅力的な候補とは言えず、トランプよりマシという立ち位置なのだと思われます。相手がトランプだからいい勝負なのであって、そういう意味では低レベルの史上最低の大統領選の様相を呈しているようです。

しかし、トランプ氏のせいで、このままではいかん、という声も多いのでバイデン氏にはフォローの風が吹いていると言えるでしょう。低レベルながらそれなりの得票率になるかもしれません。しかし民主党もこのチャンスに若くて有望な候補者を出せなかったのは残念としか言いようがありません。米国も人材不足なのでしょうか?それとも政治に興味を失っているのでしょうか。GAFAがあれだけ批判されているのに、その援護もしないで、その近辺から候補者が出て来ないと言うのも重症なのではないでしょうか。

史上最低の大統領選でも祭りは祭りですから、それなりに盛り上がりそうな気配です。逆の意味でどれだけ低レベルの争いを繰り広げるかが見物となっています。これを見ても米国の影響力の低下は避けられないかもしれません。中国も世界から圧倒的に嫌われてしまったので、世界の二大大国が世界からそっぽを向けられている状態です。

それでも強大の軍事力を背景に世界は嫌々この二国のゲームに付き合わされる事になります。表は従順でも裏では嫌っている裏表の関係で世界は付き合わざるを得ません。この二大大国のレベルが低い事に呆れて世界は過していくのかもしれません。